サンポー食品×ラーメン用小麦
「ラー麦」
福岡県がラーメンのために開発した小麦。
それが「ラー麦」です。
福岡のラーメンのために新たに品種改良した小麦の名称です。
この小麦は福岡県内の農家によって限定生産することとしており、平成21年11月9日から販売を開始しました。
名称公募によって決定した「ラー麦」は、福岡県が商標登録しており、ラーメン関係業者の方々が本小麦を使った商品の販売に際し、本小麦を指す名称として用いてもらうこととしています。
ラー麦を使用した麺には、このラー麦マークが表示されています。
福岡は全国有数のラーメン処として有名なものの、これまで国内においてラーメンに適した小麦の品種がなかったため、小麦粉のほとんどに外国産の小麦が使用されていました。一方、福岡県は全国2位の小麦生産県であり、これまでは主にうどん用の品種を生産していました。
そこで福岡県は地産地消により福岡のラーメンの魅力を更に高めるために福岡県農林総合試験場(筑紫野市)において、全国に先駆けてラーメン用品種の開発に挑戦し、平成19年度に福岡のラーメンに最適な品種を開発しました。
「ラー麦」は、グルテンと呼ばれるタンパク質を通常の国産小麦より多く含み、麺にした時、色が明るく、コシが強い、またゆで伸びがしにくいなどのストレートな細麺に合った特性を備えています。
これまでに、ラーメン業者などを対象に、ラー麦を使った試食会などを実施し、「麺にコシがある」「歯切れが良い」「味がいい」などの評価を頂いております。
(福岡県「ラー麦」(福岡県産ラーメン用小麦)Webサイトより転記)
当時(2010年)サンポー食品は豚骨ラーメンに合う麺を作ることができる小麦を探していました。使用する小麦を吟味、検討して、その結果ラー麦が、まさに探し求めていた小麦でした。
福岡県に許可をいただき、「ラー麦」を100%使用した麺を生産、販売しております。
福岡では有名店をはじめ多くのラーメン店で採用になっているラー麦。サンポー食品では、全国の皆様にもラー麦の良さを楽しんでいただきたいと考え、業界初となる『麺にラー麦を100%使用したカップめん作り』に挑戦しました。今まで扱ってきた小麦とは性質が異なっていたため、加水量、配合を見直し、ラー麦特有のコシ、風味、歯切れの良い食感を楽しんでいただけるカップめんが遂に完成しました。